マレーシア植林紀行
〜フタバガキを植える人達へのエール〜

10.植林地の花

諸君は、ボルネオの森に入るといって、原色の麗しい花々が咲き乱れ、諸君らを香しく出迎えてくれると、ゆめゆめ期待してはいけない。花は何も咲いてない、と言っても過言ではない。しかし第1日目、植林作業をサボりながら、まるで宝探しのようにきょろきょろと森の中を見渡して探し当てたのが、次の2輪(2房でも2株でもない)である。

カボチャモドキ1輪(勝手な命名だが、ゴム科の植物でカボチャのような黄色い花)、ボタン1輪(これはタデウスさんに聞いた名前。日本の野牡丹に似た紫色の花)

第2日目は展望台の脇でボタン1株(花は何輪か付いていた)、昨年の植林場所でシロヨメナモドキ1株(勝手な命名である。ここに待望の蝶が2匹舞っていた)。

第3日目、何も発見出来ず。 以上である。

   
第1日目に見つけたカボチャモドキの花        展望台の脇でボタンの花          シロヨメナモドキ(勝手な命名)。 ここに蝶が二匹
(勝手な命名である)               日本の野牡丹(熱帯原産かも知れない)そっくり  その名はシロベリタテハ(勝手な命名である)

<植林地の昆虫>につづく