マレーシア植林紀行
〜フタバガキを植える人達へのエール〜

8.植林地の風景

エコフォレストパークは山地である。小高い丘陵地帯といった感じでもある。展望台に登ると眼下に教育施設建設現場があり、その向こうに海が見える。そう遠くはない。海の右方向は、我々が滞在しているリゾート地の一部が望まれ、オレンジ色の瓦屋根が明るく輝いている。振り返ると、広い丘陵地の遥か向こうにぼんやりと山稜が連なっている。そのさらに向こうは世界遺産のキナバル山があるのかも知れない。

植林区域は車が通れる5メートル程の作業道路が付けてあり、その両脇に1.5m幅で予め細長く鉈で切り開いて地ごしらえ(植林のための整地)した植林地が森の奥へとベルト状に延びている。その距離は片側70mから100m。ここにおよそ3m間隔でフタバガキの苗木を植えるのである。片側一列で25本から30本の植え付けとなる。地ごしらえのラインはおよそ7m間隔で切り開いてあった。植え付けの場所にはブッシュを切り開いた時の枝が突き刺してあり、その元にビニールポットに入ったフタバガキの苗木が転がしてあった。
                          
  
エコフォレストパークの展望台から 森の地ごしらえ地  植え付け作業中の自分。腰のベルトは
手前は建設中の教育施設                蚊取り線香を吊り下げるためのもの 
 

<植林地の植物(1)>へ続く